2016年02月18日(木)

周年記念事業、会社の位置を知るために

今日は、先日の話

「周年記念を企業発展に繋げる考え方」の続きで、

周年記念事業を行う上での価値のひとつ、「会社の位置を知る」。

このことについて考えていくことにします。

クルマでも船でも飛行機でも乗り物の場合は皆同じですが、

これから行こうとしている目的地に行くためには、

今、どこの場所に居てどちらの方向を向いているのかがわからないと

目的地に向かって動くことはできません。当たり前ですね。

たとえば、こんなシチュエーションを想像してみませんか。

皆さんは外灯もない暗い山道に貴方はクルマを停めています。

しかし自分が停めたクルマの位置はわかりません。

そして、クルマが西を向いているのか東を向いているのか、これもわかりません。

こんな時、皆さんは目的地に向かって正確に前に進み出すことはできますか。

とてもクルマを進めることはできないのでは。

スタート地点はどこで、どういう経路をたどって今ここにいるのか、

目的地はどこで、今、自分はどこを向いているのか。

こんなことを知る必要がありますね。

今回、クルマに例えましたが、会社に置き換えてもまったく同じで、

会社は今どの位置にいるのかを知ることが次の目的地に到達するために欠かせないことです。

はて、貴社の位置は今どこにあり、どちらを向いていますか。

ここでちょっと当社のことを例にお話ししてみます。

当社は1990年の創業です。

当初は、セールスプロモーションの企画・立案・実行を主な業務としてスタートをきりました。

主に、特売製品の流通加工、イベント展示会の準備・設営・運営や

キャンペーン事務局運営が主な仕事でした。

創業5年を経った頃、セールスプロモーションを行うためのデザイン業務の受注が

売上全体の2割程度まで広がってきました。

その頃より新製品パンフレットや製品カタログ、販促リーフレット等のデザインを

多く手掛けるようになっていきました。

創業10年を超えたあたりでは、大手企業の一事業部の仕事を集中して

受注するようになり、極端にいうとその事業部のハウスエージェンシーのような位置づけになっていました。

その事業部が製品化する商品のカタログやパンフレットのデザイン制作と印刷代行業務です。

創業20年を迎えると社員数も徐々に増えてきて仕事量もさらに増加。

この頃からは、当社のデザインの価値を認めてくれるクライアントが多く存在するようになっています。

その頃同時に、グラフィックに加えて、WEBデザイン部門の充実も図っています。

まとめると、

創業当初は、セールスプロモーションの仕事を生業に。

創業10年では、ハウスエージェントとしてのビジネスの確保。

創業20年で、グラフィックとWEBデザイン会社としての位置づけ。

創業25年で、中小企業の業績向上にデザインで寄与することを事業の中心に。

そして、目標として、これからはデザインのチカラをクライアントに伝えて

グラフィックとWEBメディア両方を駆使しクライアントの業績向上に貢献する会社になります。

では、今日の本題です。

会社の位置はわかりました。

ここからが大事なのですが、位置確認はいったい誰が確認するのでしょうか。

これは経営者や役員・幹部社員だけが位置を確認共有しても殆ど意味を持ちません。

なぜなら、会社の実務は多くの一般の社員が行うからです。

人数の多い一般社員に一生懸命働いてもらわなければ、経営者や役員は困ることになります。

会社業績に大きく影響するのです。

周年記念事業の成功のためには一般社員の会社位置確認の共有がとても大事になってきます。

そしてそのための企画が必要になってくるのです。

企画を進めるには、経営者、役員、幹部社員、一般社員がみんなで共有できる仕掛けが必要です。

その仕掛けとは、周年記念事業推進メンバーの選出です。

若手社員を中心に幹部社員を責任者に据えた事業推進メンバーを選任することです。

経営者・役員は、会社位置と今後進むべき道や

周年記念事業のアピールコンセプトを周知し、全体の予算を提示します。

仕事はそれだけと言ってもいいくらい。あとは、事業推進メンバーに全てを任せます。

余計な口出しは極力しないように努めます。

これはダメ。あれもダメ。全部やり直し。みたいなちゃぶ台返しはご法度です。

もちろん、適宜に進行スケジュールを経営者サイドに提示させ、

それを逐一確認しながらの進行となります。

決めたことを決めた日時までに決定実行しなければいけないので、

ここは推進メンバーの人選がすごく大事になります。

ここを間違うと、最後までチグハグな運営となってしまうからです。

メンバーは、若手、ベテランとも、社内でも優秀な人間たちの集まりとする必要があります。

いわゆる、社内オピニオンリーダー的な人の集まりです。

ここまでを整理してみましょう。

・経営者・役員主導では進めない。

・大枠を提示したら実行は推進メンバーに任せる。

・ある程度、見て見ぬふりをする。

・推進メンバーはベテラン・若手を混ぜ優秀な人材の集りとする。

・要所要所は経営者が確認し手綱を締める。

です。

では、何をいつ頃行ったら効果ある周年記念事業に成り得るのでしょうか。

まず、推進メンバーの選任期日は、周年記念日の一年前。

経営者・役員の推薦で決めます。

選任された人は、是が非でも事業を成功させてもらわなければなりません。

ルーチンの仕事も忙しいでしょうが、周年事業も、また忙しく立ち働いてもらわなければなりません。

ここで、優秀な人員の選任が効果を発揮します。優秀な人は放っておいても役目をこなします。

メンバー選任が終われば、周年記念でやるべきこととスケジュールの決定です。

では何をやったらいいのでしょう。

当社がおススメするのは、ズバリ、周年記念ロゴのデザイン制作です。

極論するとこれがあれば、後は何もいらないくらいです。

周年記念のシンボルマーク。会社位置づけのコンセプトとなります。

やっていただきたいことは、

周年マークをデザインして、まずは、会社の目立つところにポスターとして貼ります。

この時に大事なことがひとつあって、それは経営者から社員へのこんなメッセージです。

「当社は今年〇月〇日で創業〇〇年を迎えます。

当社の位置は今ここにあってこれから〇〇を目指してみんなで一丸となり頑張っていきたいと考えています。

その気持ちを形にしたのがこのシンボルマークです。

今日から創業記念日までの〇〇ヵ月、このシンボルを旗印に、

良い会社づくりのために私も努力したいと意を新たにしています。皆さんと共に頑張ります。」

まあ、こんな感じで、経営者の熱いメッセージを伝えることが一番の目的になります。

周年マークの使い方としては、会社CIマークの効果と似ていますね。

CIマークはバックボーン、周年マークは、その時々の応援歌です。

この応援歌をうまく使うことで、大きな推進力を生むことができます。

ポスターの他に、その周年マークをラベルにします。

それを名刺に貼って、お取引先やお客さまに敢えて渡します。

通常、名刺は一度面識のある人には渡す機会はありませんが、

敢えて渡す行動に出ます。そうするだけで、多くの人に接する機会が増えます。

経営者も役員も幹部社員も一般社員も同じ行動をとります。

訪問の理由はただひとつです。

「当社は周年を迎えます。そのご挨拶にお伺いしたいと思っています。」

で充分でしょう。

手ぶらで訪問するわけにもいかないかもしれないので、

周年記念グッズとして、気の利いた記念品をつくられてもいいでしょう。

ボールペンやステーショナリーなどは一般的すぎますか。

もう少し商談のきっかけになるようなグッズがいいですね。

当社でアイデアを練っておきます。

参考サイトhttp://www.shunen-ohen.com/