2016年01月27日(水)

デザインの効果を考える

デザインって何でしょうか。

いきなり答えに窮するような質問でスミマセン。

ウェキペディアで調べると、ある対象に意匠する、とあります。

もともとはラテン語のdesignareから発展してきたことばがデザイン。

目印をつける、表す、思考や概念を組み立てる、図案や意匠を創る、などの意味あいを持っています。

概念的な話はこの辺で終わりにして。

私たちがよく目にするのは、広告の世界であれば、コマーシャルの映像や新聞雑誌広告、

電車の中吊広告や店頭ポスター、POP、製品のパッケージ、カタログやホームページといったところです。

私は仕事がら、製品を購入する際、パッケージデザインの良し悪しをみて、

次に製品の内容(製品効果や生産地など)を見ます。

デザインと内容のふたつともOKであれば、ほぼ間違いなくその製品を購入します。

デザインの元々の意味合いにもあるように、指し示すということは、

広告物のデザインが内容(売り手が言いたいこと)を指し示すものであって、

かつ、買ってくれようとしている人の心に響くものでなければなりませんね。

ですが、世の中の広告デザインでそのふたつを満たしているものが

いったいどれ位あるでしょうか。

例外は、コンビニエンスで売っている食品パッケージは大手食品メーカーが多いため、

殆どの製品はデザインの魅力度としては合格するものがほとんど。

先のふたつのポイントをクリアしていますね。

しかし、世に氾濫しているホームページ、パンフレット、展示会ブースの壁面、

ダイレクトメール、名刺にいたるまで、これは・・・といった広告宣伝物を多く目にします。

私がいただくパンフレットやダイレクトメールは、殆ど中を見ることなく、

申しわけないほどゴミ箱に直行しています。

作成した人の労力を嘆き、そして、いつも、資源の無駄を嘆いています。

本当は読んであげたいのです。

でも読めないのです。

それは、何故か。内容が指し示されていないからです。

デザインされていないからです。

実は、デザインは、

目的を持った広告物を読んでもらえるか、いえ、

読んでもらえなかったとしても、少なくとも少しの間手元に残してもらえるのか、

の瀬戸際(手元に残るか捨てられるか)を決めるのではないかと思っているのです。

ぱっと見てそこに表現している内容が殆ど理解できる、

そうなれば、興味がある人は読むだろうし(少なくてもあとで読んでみようと思うであろうし)

その場合の広告効果は計り知れないと思うのです。

どうしてこんなことになってしまっているのか。

私が考える一番の要因は、にわかデザイナーの台頭です。

PCでデザインするようになって、本来、デザイナーとしての基本を勉強していない人が

デザイナーとしてデザインに携わるようになったということが一番の原因でしょう。

またインターネットの普及で情報量が圧倒的に増えて

各々の会社のデザイン(あるいはデザインに従事している人)が追い付いていっていないということも

大きな要因とも思われます。

いずれにせよ、未完成のデザインと思わしきものが氾濫している世界となっていますね。

これは、広告デザインに携わるひとりとして大いに嘆かわしいと思っています。

これを読んでいただいた皆さんはいかが思われますか。